コンパクトな空間でゆったり暮らすための工夫が随所に
陽だまりの中で、語らい、笑顔を交わしながら、心豊かな日々を刻んでいく。美熊台モデルハウスは、そんなほほえましい家族の様子が目に浮かぶような住まい。真っ白な外観が青空に映え、リズミカルに木をあしらったアプローチやポーチ部分の板張りがやさしい表情を見せている。こんな家で子育てができたら楽しいだろうな。ふとそんな思いが脳裏に浮かぶ。
延床面積は約28坪。決して大きい家ではないけれど、間仕切りのないLDKはゆったりとして開放的。ナチュラルカラーの床に日射しが落ちて、空間全体が穏やかな温もりに包まれている。対面スタイルのキッチンから視線が届く和室は、お子様の遊び場やお昼寝のスペースにもふさわしく、北欧調のLDKと違和感なく馴染むモダンなデザインも魅力的だ。
「ご家族が個性を添えながら、自由に暮らしを楽しんでいただきたいと願い、飽きのこないカラーを選び、あえてつくりすぎないようにしました」と、担当設計士。極力廊下をなくして空間を無駄なく活用し、水まわりはキッチンの背面に集約して家事動線を短縮。光の流れ、風の動きに配慮した窓の配置にも、同社らしい細やかさがうかがえる。今もそして未来も、家族の心が安らぐ空間であること。そんな創り手の願いが凝縮された住まいである。