省エネ基準適合住宅、ZEH住宅、長期優良住宅、低炭素住宅の違いや認定基準は?(2022年10月版)
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こんにちは、ハウスコード 営業の本間です。
9月の投稿で「住宅ローン減税」の改正についてご紹介したところ、皆さまからいろいろな反響をいただきました。
中でも多かったのが、控除対象となる住宅の条件(省エネ基準適合住宅、長期優良住宅、低炭素住宅、ZEH水準省エネ住宅)の違いや認定基準が分からないというお声。
そうなんですよね。省エネ性能や断熱等級に関する基準が違うので、かなりややこしい!
そこで今回は、それぞれの違いや認定基準についてご紹介します。
●省エネ基準適合住宅とは
断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級4以上の住宅です。
今年の6月13日に改正建築物省エネ法が成立。これまで床面積300㎡以上の非住宅にのみ求められていた省エネ基準適合が、住宅にも義務付けられることになりました。2025年以降、断熱等性能等級4以下の住宅は省エネ基準非適合となり、建築できません。
●ZEH水準省エネ住宅とは
断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上の性能を有する住宅です。
「あれ、断熱等級って4が最高じゃなかったっけ?」と思った皆さま、鋭い!
改正建築物省エネ法の成立により、2025年以降は断熱等性能等級4が省エネ基準適合の最低条件となります。そこでこれまで最上位だった等級4の上に、上位等級の等級5~等級7が創設されました。
●長期優良住宅とは(2022年10月より基準改定!)
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅です。一戸建ての場合、認定を受けるためには「劣化対策」「耐震性」「維持管理・更新の容易性」「省エネルギー性」「居住環境」「住戸面積」「維持保全計画」「災害配慮」に関する性能項目を満たす必要があります。認定基準の詳細は、表をご覧ください。
なお2022年10月、つまり今月から省エネルギー性に関する基準が厳しくなりました。これまでは断熱等性能等級4以上であればOKでしたが、今後は断熱等性能等級5以上、一次エネルギー消費量性能6以上の両方を満たしている必要があります。
出典:一般社団法人住宅性能評価・表示協会「長期優良住宅認定制度の概要について[新築版]」(https://www.hyoukakyoukai.or.jp/download/pdf/chouki_sin_2022_1.pdf)に、
2022年10月の認定基準改定項目を赤字追記しています
出典:国土交通省「長期優良住宅法改正概要説明」
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/chouki/pdf/houkaisei-outline3.pdf
●低炭素住宅(低炭素建築物)とは(2022年10月より基準改定!)
認定低炭素建築物は「省エネ法の省エネ基準に比べて一次エネルギー消費量が△10%以上」かつ「その他の低炭素化に資する措置が講じられている」建築物です。
満たさなければならない基準は、必須項目の「定量的評価項目(必須項目)」と、いずれか1項目以上満たす必要がある「選択的項目」の2通り。
出典:一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/teitanso/info.html
こちらも長期優良住宅同様、2022年10月より認定基準が変わりました。
一戸建て住宅は新たに「再生可能エネルギー利用設備が設けられて いること かつ 省エネ量+創エネ量(再エネ)の合計が基 準一次エネルギーの50%以上であること」が義務付けられ、改正前は選択的項目であった再生可能エネルギー設備(太陽光発電など)の搭載が必須項目になっています。
出典:国土交通省「誘導基準の見直し(建築物省エネ法) 及び 低炭素建築物の認定基準の見直し(エコまち法)について 」
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/yudou_teitanso/pdf/kaisei221001.pdf
長期優良住宅と低炭素住宅については認定基準が細かい上に、改定したばかりということもあり、なかなかややこしいですね。
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