施工事例・拡大版!「ライトコートのある家」(前編)
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こんにちは、設計の舩塚です。
皆さまは、ハウスコードHPの施工事例集をご覧になったことはありますか?
当社は、施工事例をきっかけにご連絡をいただき、そのままご依頼につながるパターンがとても多いんです。ただ事例集のページは、ある程度フォーマットが決まっているので、載せきれない写真や情報も。もっともっと詳しくご紹介できればなぁと思うこともしばしばです。
そこで今回は、施工事例・拡大版として「ライトコートのある家 O様邸」を前後編でじっくりご覧いただきます!
打ち合わせ当初から、新居で暮らし始めた後の生活やインテリアのイメージがしっかりと固まっていたO様ご夫婦。家づくりでは、お2人の具体的なご要望に合わせて、細かい工夫や調整を重ねていきました。
住宅密集地ということもあり、建物前面は窓を最小限に留めて、通りからの視線が気にならないようにしました。玄関がガレージ奥にあり、なおかつドアが壁と向かいあっているため、玄関ドアを開けても、室内が丸見えになりません。
塗り壁(ジョリパットネオ)に木製パネルを合わせています。外観・内観ともに白・ライトグレー・木調を基調とした柔らかい色目で統一し、黒などの強い色は使用しないというのが、お施主様たってのご希望でした。
中に入ってみると、外側からは想像がつかない明るい空間!
ライトコートのある2階リビングは、勾配天井で縦も横も開放感いっぱいです。
2階LDKのダイニングテーブルに座ってゆったりしたり、ガーデニングを楽しんだりしたいというのがお施主さまの描いていてたくつろぎのイメージ。
ライトコートからの光がLDKと続き間の洋室や、吹き抜け階段でつながる1階にもたっぷり届きます。
リビングは勾配天井を利用して、ロフトを配置しました。梯子は壁に掛けて普段はスッキリ。収納とテレビボードを設けることで、ロフト下部も無駄なく利用。窓とダウンライトを設置することでロフト下も暗くなりません。
物入の下にある隙間は、お掃除ロボット基地です。
リビング続きの洋室は、あえて扉を付けず、ロールスクリーンで仕切るようにしました。
キッチンの腰壁は、お施主様のご希望でモルタルのような質感のモールテックを採用しています。白やシルバーでまとめたインテリアにぴったり。
キッチン、ダイニングにはダクトレールを設け、照明位置を移動できるようにしました。
シンプルでおしゃれな照明器具は、いずれもお施主様ご自身が複数のショールームを見学して、吟味したものです。
また見た目では分かりませんが、キッチンと、キッチン横の造作洗面台は撥水性のいいウレタンコートのクロスを使用しています。
システムキッチンは、ホーロー住宅設備が人気のタカラスタンダードのオフェリアです。
ワークトップはステンレスのバイブレーション仕上げ。ランダムで細かい研磨をかけているため、光沢が上品でマットな仕上がりになります。キズが目立ちにくいのも特長です。
こちらは洗面ボウル、カウンタ、蛇口などを一つひとつ選んだ造作洗面台。
中でも鏡、タオル掛け、ブラケット照明はお施主様が気に入って選んだ作家モノ。階段照明とも統一感のあるデザインです。
洗面下をスッキリ見せるため、壁排水(配水管を壁側に伸ばす)にしたのもお施主様のこだわり。ご希望を叶えるため、壁の仕上げ面を前に出す“ふかし壁”という手法を用い、厚くなった壁面を利用してニッチを作りました。
またカウンター下の棚は、無印良品の収納ボックスにピッタリのサイズで作っています。
次回は、こだわりが凝縮した洗面所兼ランドリースペースのある1階水回りを中心にご紹介します。
後編も、ぜひご覧ください!
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