注文住宅で失敗しないダウンライトの選び方と配置方法をご紹介

- 注文住宅ブログ
空間の印象を大きく左右する照明。
さまざまな種類がありますが、なかでもダウンライトは空間づくりに欠かせない照明の一つです。
「スッキリとした印象に仕上げたい」「空間演出にこだわりたい」という方は、ダウンライトの設置がおすすめですよ。
今回は注文住宅にダウンライトを選ぶメリットや配置のコツ、費用感などを徹底解説します!
よくある失敗例も紹介するので、対策方法を押さえて家づくりに反映させましょう。
注文住宅でダウンライトを選ぶメリットとは

せっかく注文住宅を建てるなら、インテリアにこだわりたいもの。
ダウンライトはインテリアに溶け込む照明なので、前向きな気持ちで取り入れられます。
まずは、注文住宅でダウンライトを選ぶメリットについて見ていきましょう。
スッキリとした天井で空間が広く見える
ダウンライトは、天井に埋め込むタイプの照明です。
照明をつけても天井がフラットなままなので、スッキリとした印象に仕上がります。
開放感のある空間を手がけたいケースに、ダウンライトはおすすめです。
デザイン性が高く、モダンな印象に
ダウンライトは、シンプルでモダンな印象を与えるデザイン性の高い照明です。
インテリアのテイストを選ばず、どんな空間にも馴染みます。
シーンに合わせた照明演出が可能
ダウンライトの配置にこだわると、シーンに合わせてちょうどいい明るさを与えてくれます。
例えば、リビングの中心と一角にダウンライトを配置するとしましょう。
ソファでくつろぎながらテレビを見たいときは、中心のダウンライトだけを点灯。
リビングの一角にあるワークスペースで勉強や仕事をしたいときは、頭上にあるダウンライトを点灯。
また、映画館のような空間で鑑賞会をしたい場合は、テレビボード上のダウンライトを照らすことで臨場感を演出できるでしょう。
ダウンライトの基本種類と選び方

ダウンライトと一口に言っても、その種類はさまざま。
どれを選ぶかによって空間の印象は左右されるので、種類と選び方について押さえておきましょう。
埋込型・可動型・防水型の違いとは
ダウンライトには、3つのタイプがあります。
埋込型:下方向を照らす
可動型:レンズを動かして光の方向を変られる
防水型:防水性が高く、屋外でも使用できる
多くの住宅では、埋込型というスタンダードなダウンライトが選ばれています。
可動型は、レンズの角度を変えられるので、1つで照らしたいところを照らせるのが大きな魅力です。
雨で濡れやすい軒先や玄関などの室外には、防水型が配置されます。
それぞれに役割や魅力があるので、間取りや演出方法に合わせて選びましょう。
色温度(電球色・昼白色)の使い分け
ダウンライトでワンランク上の空間を演出するなら、色温度を使い分けましょう。
色温には大きく「電球色」と「昼白色」があり、それぞれに適切な使用シーンがあります。
リラックスしたいときは電球色にすることで、疲労が癒えやすくなりますよ。
勉強やリモートワークなど集中して取り組みたいときは、昼白色がおすすめです。
シーンに合わせて色を変えれば、住まいの快適性がグンと高まります。
間接照明との組み合わせで空間演出をアップ

HOUSE CODEが手がけたこちらのリビングダイニングでは、電球色のダウンライトと間接照明を配置。
間接照明をプラスすることで、ぬくもりのある雰囲気になりました。
こちらの施工事例を見る>家族時間を楽しむキッチン中心の家 N様邸
ダウンライトと間接照明の相性は抜群。
2つの照明を組み合わせることで、洗練された空間に仕上がります。
失敗しないダウンライトの配置と間取りのコツ

ダウンライトを選ぶ際は、適切な配置や間取りを把握することも重要です。
後悔のないプランニングができるように、ここでコツを確認しましょう。
明るさ不足を防ぐ照明プランの考え方
リビングのような広い空間にダウンライトだけを配置すると、明るさが足りないかもしれません。
ダウンライトを取り入れる際は、シーリングライトやペンダントライトなどの照明をうまく組み合わせるのも手段の一つ。
シーリングライトは広範囲を均一に照らしてくれるので、十分な明るさを確保できます。
ペンダントライトをキッチンやダイニングテーブルの上に配置すれば、手元の明るさを確保でき、作業がしやすくなるでしょう。
リビング・キッチン・洗面所ごとの配置例
ダウンライトの導入は、間取りに合わせてプランニングすることが大切です。
HOUSE CODEが手がけた施工事例といっしょに、具体的な配置例を見てみましょう。

こちらの事例では、リビングにダウンライトと間接照明、テレビボードの上にテーブルランプを配置。
複数の照明を取り入れることで、明るさを確保しています。
こちらの施工事例を見る>スタイリッシュな平屋の家 U様邸

こちらの事例では、キッチンの作業台の上にダウンライトを配置。
料理や洗い物など手元での作業が多いキッチンには、このような配置がおすすめです。
キッチンに立っても陰になりにくく、手元がしっかり見えるようになります。
こちらの施工事例を見る>Chill‐HOUSE S様邸

洗面所のようなコンパクトな空間には、ダウンライトがおすすめです。
天井に埋め込まれているので、歩行時や脱着時に頭や手などが当たる心配がありません。
1つ設置するだけで洗面所全体を明るく照らしてくれます。
こちらの施工事例を見る>家族時間を楽しむキッチン中心の家 N様邸
眩しさ・光のムラを防ぐ照射角度の工夫
ダウンライトの光には、「狭角」「中角」「広角」の3つの広がりパターンがあることを知っていますか?
照らされる範囲が狭くなるにつれて明るくなる仕組みで、どの照らし方を採用するかによって空間の在り方は変わってくるのです。
例えば、リビングに配置する場合は広角を採用することで、適度な明るさを確保しつつ光のムラを防ぎます。
また、洗面所などの小さな空間には狭角のダウンライトを1つ取り入れるだけで、十分明るい空間に。
ダウンライトによる眩しさや光のムラを防ぐには、照射角度の工夫が必要です。
注文住宅にダウンライトを設置する費用と内訳

「ダウンライトの設置にはいくらかかるの?」という疑問にお答えするべく、ここでは設置費用や追加費用、グレードによる価格差について解説します。
あらかじめ必要な費用を把握しておくことで、予算が立てやすくなるでしょう。
◆ダウンライト1箇所あたりの設置費用目安
ダウンライトの1箇所あたりの設置費用は、5,000円〜10,000円が目安です。
天井への穴あけや配線を接続するなどの作業も含まれています。
◆電気工事やスイッチ連動の追加費用
ダウンライトの電気工事にかかる費用は、1箇所あたり2,000円〜程度です。
まとめて設置することで、トータルコストを抑えられる場合があります。
◆照明器具のグレードによる価格差
ダウンライト本体の価格は、グレードによって異なります。
ダウンライトのグレード | 価格相場 |
ノーマルダウンライト | 1,000円〜2,000円 |
LEDダウンライト | 2,000円〜3,000円 |
調光ダウンライト | 5,000円 |
※上記の価格には、電気工事料金は含まれていません。
グレードによって価格差が大きいので、部屋の用途に合わせて選んでくださいね。
ダウンライトを導入する際の注意点とよくある失敗

前もってよくある失敗例や注意点を確認しておくと、後悔のないダウンライト選びができます。
対策方法もお伝えするので、プランニングの参考にしてくださいね。
◆調光・調色機能の有無を事前に確認
ダウンライトには、調光機能や調色機能つきのものもあります。
機能を確認せずに選んでしまうと、「色が変わると思ってた」「明るさを調整できるなんて知らなかった」と後悔するかもしれません。
調光機能や調色機能は便利です。
その日の天気や気分などに合わせて光を調整できるので、素敵な空間演出にも貢献します。
せっかく注文住宅にダウンライトを取り入れるなら、とことん機能性にもこだわりましょう。
◆メンテナンス性や交換のしやすさ
ダウンライトには「交換型」と「一体型」があります。
交換型であればご自身で電球を交換できますが、一体型の場合は業者に依頼しないといけません。
頻繁に交換するものではないものの、どちらの交換方法がよいのか前もって考えておくことも大切です。
◆暗すぎる・明るすぎる失敗例と対策
ダウンライトは天井に埋め込まれているので、1つ単位で照らせる範囲が限られています。
複数設置しても配置によっては暗い印象になってしまうことも少なくありません。
かといって明るさを確保したい一心で数を増やしすぎると、眩しい空間になるでしょう。
ちょうどいい明るさを得るには、間取りに合わせた配置計画が重要になってきます。
明るさに配慮して数や位置を決めれば、快適な明るさになるでしょう。
まとめ

ダウンライトは、インテリアに溶け込みつつ、暮らしを彩る照明の一つです。
ただし、数や位置などに失敗すると快適さが損なわれてしまうので注意しましょう。
導入の際は、モデルハウスなどで実際の明るさを体験してから配置を計画することをおすすめします。
HOUSE CODEは「楽しい」からはじまる。「愛着」がふくらむをモットーに、プロの目線で、あなたの理想の住まいをカタチにします。
ダウンライトを取り入れた配置計画はもちろん、その他のインテリア選びもトータルでお任せください。
HOUSE CODEといっしょに、ダウンライトがつくり出す素敵な住まいを叶えましょう!