注文住宅のニッチとは?おしゃれで使いやすい場所や設計のコツを解説
- 注文住宅ブログ
注文住宅の施工事例を見ていると、壁をくぼませた「ニッチ」をよく見かけますよね。
お気に入りの雑貨を飾るのはもちろん、鍵や日用品の置き場所にするなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができます。
せっかく自由に設計できるなら、「わが家にも取り入れたい!」と考える方も多いのではないでしょうか。
ただし、場所やサイズをなんとなく決めてしまうと、完成後に使いにくさを感じることもあります。
今回は、おしゃれで使いやすいニッチをつくるために、おすすめの場所や設計のコツ、後悔を防ぐポイントをご紹介します。
注文住宅のニッチとは?

ニッチとは、壁の一部をくぼませてつくるスペースのこと。
壁の厚みを利用するため、空間を圧迫せずに収納やディスプレイを楽しめるのが魅力です。
ニッチの設置におすすめの場所とアイデア

ニッチをつくるなら、見た目だけでなく「ここにあると便利!」と思える場所を選びたいですよね。
玄関やリビング、水回りなど、暮らしを想像しながら使い方を考えてみましょう。
玄関|鍵や小物の定位置に
毎日の「行ってきます」「ただいま」を支えてくれるのが、玄関ニッチです。
玄関ニッチは、鍵や印鑑など、お出かけ前後に使う小物の置き場所にぴったり。
お気に入りの花や季節の雑貨を飾れば、家に入ったときに目を楽しませてくれるスペースにもなります。
リビング|飾り棚として見せる収納に
リビングでは、写真やグリーン、お気に入りの雑貨を飾るニッチも素敵です。
棚を置かなくてもディスプレイスペースをつくれるので、壁まわりをすっきり見せられます。
照明を組み合わせて飾ったものを照らせば、夜にはぐっと雰囲気のある空間になりますよ。
洗面所・トイレ|日用品のストックに
収納スペースが限られやすい洗面所やトイレこそ、ニッチが活躍する場所。
洗面台の近くに毎日使うアイテムを置いたり、トイレットペーパーの収納場所にしたりと、使い方はさまざまです。
階段・廊下|デッドスペースの有効活用
何もない階段や廊下にニッチを設けると、ちょっとしたギャラリースペースとして楽しめます。
家族写真や思い出の雑貨を飾れば、通るたびに目に入るお気に入りの場所になりそうですよね。
使いやすいニッチにする設計のコツ

ニッチは見た目だけで決めず、実際に使う場面まで想像することがポイントです。
サイズや高さ、設備との組み合わせまで考えると、使い勝手がぐっとよくなります。
置くものに合わせた寸法の決め方
ニッチのサイズは、「これくらいあれば十分かな」と感覚だけで決めないようにしましょう。
例えば、鍵を置く場合とトイレットペーパーを収納する場合では、必要な奥行きや高さが異なります。
置きたいものの実寸を測り、出し入れしやすい余裕も加えて寸法を決めると、完成後の失敗を防ぎやすくなります。
使う人の目線に合う高さと位置
同じニッチでも、飾るためにつくるのか、日常的に物を出し入れするのかで適した高さは変わります。
例えば、鍵置きなら手が自然に届く位置、ディスプレイ用なら目に入りやすい位置が使いやすいでしょう。
図面だけでは高さをイメージしにくいため、メジャーを壁に当てて実際の位置を確認してみてください。
照明やコンセントを組み合わせる工夫
ディスプレイ用のニッチなら、小さな照明を組み合わせることで飾ったものがより引き立ちます。
一方、スマートフォンなどの充電場所として使いたいなら、ニッチ内にコンセントがあると便利です。
電気配線はあとから変更しにくいため、ニッチの用途と一緒に計画しておきましょう。
壁の色や素材で印象を変える
ニッチの内側だけクロスを変えると、小さなスペースでもインテリアのアクセントになります。
木目やタイル調、少し大胆な柄など、「壁一面に使うのは迷うな」というデザインを楽しむのもいいですね。
周囲の壁や床、建具との色合いまでそろえると、ニッチだけが浮かず空間全体になじみやすくなります。
ニッチで後悔しないための注意点

使い勝手のよいニッチにするには、設置場所や周辺との関係まで確認しておく必要があります。
「つくったものの使わなかった」とならないよう、設計段階で確認しておきましょう。
設置できない壁があるケース
ニッチは壁の厚みを利用するため、すべての壁につくれるわけではありません。
壁の内部に柱や筋かい、配管、配線などがあると、希望する位置やサイズで設置できない場合があります。
「ここに欲しい」という場所が決まったら、早めに設計士へ伝えて実現できるか確認しておくと安心です。
収納量を過信しない
壁の厚みを利用するニッチは、奥行きが限られるため大容量の収納には向いていません。
たくさんの日用品を収納するなら、収納棚や収納庫を設けたほうが使いやすいこともあります。
ニッチには、手に取りやすい場所に置きたいものを厳選するなど、ほかの収納と役割を分けて考えましょう。
家具や建具との干渉に注意
せっかくニッチをつくっても、家具を置いたら隠れてしまってはもったいないですよね。
また、場所によっては開いたドアと重なり、物を取りにくくなることも。
ニッチ単体ではなく、家具の配置や建具の開閉まで図面上で確認しておくことがポイントです。
掃除・ホコリ対策も考えておく
ディスプレイ用のニッチは、雑貨をたくさん並べるほどホコリがたまりやすくなります。
見た目は素敵でも、ひとつずつ動かして掃除するのは少し手間ですよね。
お手入れのしやすさを優先するなら、あえて余白を残して飾ると、すっきり見えて掃除もしやすくなります。
ニッチを取り入れる前に決めておきたいこと

ニッチを計画するときは、「どこにつくるか」より先に「何のためにつくるか」を考えてみましょう。
目的が決まれば、必要な場所やサイズも具体的に見えてきます。
何を置くのか具体的に洗い出す
まずは、ニッチに置きたいものを具体的に挙げてみましょう。
鍵、スマートフォン、写真、ティッシュ、日用品など、同じニッチでも用途によって必要なサイズや高さは変わります。
普段の暮らしを振り返って、「ここにこれがあったら便利!」という場面を探してみると計画しやすくなりますよ。
優先順位をつけて設置数を絞る
ニッチは魅力的ですが、家のあちこちにつくればよいというものでもありません。
数が増えるほど費用がかかるだけでなく、壁面が細かく分かれてごちゃついて見えることもあります。
「玄関は鍵置き」「リビングは飾る場所」など目的を決め、本当に使いたい場所から優先しましょう。
設計士に伝えるべき要望の整理
設計士に相談するときは、「壁面に収納スペースがほしい」と伝えるだけでなく、置きたいものや使い方まで具体的に共有することがポイントです。
好みの施工事例があれば、写真を見せながら「こんな雰囲気にしたい」と共有するのもおすすめ。
そこから構造や動線、家具の配置まで考えてもらうことで、よりわが家に合ったニッチを計画できます。
まとめ

ニッチは、壁面を活用しながら収納やインテリアを楽しめる、注文住宅ならではのアイデアです。
玄関の鍵置きやリビングの飾り棚など、使い方を考える時間も家づくりの楽しみのひとつですよね。
使いやすく仕上げるためにも、置くものに合わせたサイズや高さ、家具・建具との位置関係まで確認しましょう。
HOUSE CODEでは、収納や動線、インテリアまで含めて、ご家族の暮らしに合った住まいをご提案しています。
毎日の暮らしを少し便利にしてくれる、わが家らしいニッチを取り入れた住まいをいっしょに考えていきましょう。