注文住宅 ペットと快適に暮らすための後悔しない間取り・設備・注意点

- 注文住宅ブログ
ペットは大切な家族の一員。
すでに一緒に過ごしている方も、これから迎える方も、家を建てるときはペット目線を取り入れた家づくりをしましょう。
注文住宅なら、建売にはない自由な設計を活かしたペット専用スペース、収納や掃除のしやすさも両立できますよ。
今回は、ペットに寄り添う家づくりの工夫を紹介します。
間取りの考え方やペットにやさしい素材・設備選びなどお伝えしていくので、ぜひ参考にしてくださいね。
注文住宅でペットと暮らす人が増えている理由

ここでは、注文住宅でペットと暮らす人が増えている理由について紹介します。
在宅ワークの普及でペットとの時間が増加
ペットと暮らす人が増えたのは、コロナ禍で在宅ワークが普及したことが大きく関係しているでしょう。
ペットを長時間留守番させることは、ストレスの原因につながります。
特に犬は群れで生活する習性があるので、長時間1人で過ごすことに大きな不安や寂しさを覚えるもの。
在宅ワークによって家で過ごす時間が増えたことで、ペットと十分な時間を共有できるようになり、ペットとの暮らしを選ぶ家庭が増えているのです。
ペットは“家族”として家づくりに組み込む時代に
種類を問わず、ペットを家族の一員として接する人も少なくありません。
そのため「家を買うならペットも暮らしやすい家にしたい」ということから、注文住宅でペットとの暮らしを計画する人が増えています。
ペットの習性や習慣も考慮した「自分たちならではの住まい」を実現したい方に、注文住宅はおすすめですよ。
注文住宅ならではの自由設計で叶える共生空間
注文住宅でペットと過ごす人が増えているのは、なによりペット目線で設計できることでしょう。
一から自由に設計できるので、ペットの種類や習慣に合わせてプランニングできます。
ペットと人、双方が快適に暮らせる共生空間を目指せるのが注文住宅の魅力です。
ペットと快適に暮らすための間取りの工夫

ペットと快適に暮らすためには、どのような間取りにすればよいのか悩みますよね。
ここでは、間取りを考える上で押さえておきたいポイントを紹介します。
動物の種類別|犬・猫・小動物で異なる動線と設計
ペットと暮らす家を建てる上で大切なのは、種類に応じて間取りを考えること。
まずは種類別に好きな行動を確認しましょう。
◉ 犬:動き回ったり外を眺めたりするのが好き
◉ 猫:上下移動が得意で、家の中を自由に行き来できると生き生きする
◉ うさぎ:ソファの下に潜ったり上に飛び乗ったりするのが好き
◉ 小鳥:飛び回るのが好き、シンプルな部屋にとどまれる木を数ヶ所設置すると喜ぶ
例えば犬や猫は動き回るのが好きなので、回遊性を持たせた間取りにするのがおすすめ。
部屋を行き来できるように、ペットドアを設けるのもアイデアのひとつです。
脱走防止・侵入防止|玄関・階段・バルコニーの工夫
自由に動き回れる間取りにすると、ペットにとってのびのびと過ごせる環境になりますが、家の中には危険も潜んでいます。
玄関や階段、バルコニーなどは、転落や脱走などのリスクにつながる可能性も少なくありません。
ペットの安全を守るためにも、脱走防止・侵入防止の策を考えましょう。
階段や玄関にはフェンスを設けたり、バルコニーにはペットゲートを設置したりすると、安易に脱走や侵入がしにくくなりますよ。
家族とペットが共存しやすい“ゾーニング”とは?
ペットと暮らす家を建てるときは、家族の生活空間とペットの活動空間をほどよく分けましょう。
同じ空間で過ごすと双方にとって安心感が芽生えますが、個々のプライベート空間を確保することも大切になってきます。
家を建てるときは、お互いが見える位置にペット専用のスペースをつくるのがおすすめ。
リビングや寝室の一角に、ペットの寝床やトイレスペースを設けると、お互い安心して過ごせるでしょう。
ペットにやさしい素材と設備選び

ここでは、ペットと暮らす家に取り入れたい素材や設備について紹介します。
傷・汚れに強いおすすめ床材(フローリング・タイルなど)
犬や猫、うさぎなどを室内フリーで飼ったり“部屋んぽ”させたりする場合は、傷や汚れに強い床材を選ぶと美観を維持しやすくなります。
おすすめの床材は、合板フローリングやフロアタイルなど。
これらは滑りやすいイメージがあるかもしれませんが、滑りにくいようにコーティングされている製品もあります。
ペット専用ドアやキャットウォークの設置例

ペットと暮らすなら、ペット専用ドアやキャットウォークなどを設置するのがおすすめです。
ペット専用ドアがあれば、ドアが閉まっていても廊下や寝室に行き来できるので、ペットの自由度が増します。
行ってほしくない場所にはペット専用ドアを設けないことで、上手に行動範囲を制限できますよ。

猫は基本的に室内で過ごしますが、心配なのが運動不足です。
壁や天井に板を設置すると、上下運動のできるキャットステップに。

見せ梁をキャットウォークとして活用すると、さらに行動範囲が広がります。
ニオイ対策に役立つ換気・壁材・収納の工夫
ニオイ対策を行うと、ペットとの暮らしがより快適に。
寝床やトイレ空間には、換気口や小窓、消臭効果のある壁紙を導入するのがおすすめです。
またペットシートや消臭スプレー、ゴミ箱をペット専用スペース近くにまとめておくと掃除が楽になりますよ。
ペットが届くところに掃除アイテムを置くとイタズラが心配なので、高い位置に置いたり扉を設けたりと工夫しましょう。
ペットとの暮らしでよくある失敗と対策

ペットと暮らす家づくりを成功させるためには、事前によくある失敗と対策について把握しておくことが重要です。
ここで3つのケースをチェックして、後悔のない家づくりにつなげましょう。
鳴き声・足音トラブル対策(防音・床対策)
ペットの中でも特に犬は、鳴き声や足音が大きい傾向にあります。
窓から見聞きする人影や音に反応して吠えたり、元気よく走り回ったりすることは、犬にとっては自然な行動です。
壁や床、天井、窓の防音性を高めると、ご近所への音漏れが気になりにくくなりますよ。
ペットの成長や老化に対応する設計にするには?
今の飼育状況に合わせてプランを練りつつも、将来のことも視野に入れて設計に反映させましょう。
特に大型犬の子犬を飼う場合は、成長したとき運動不足にならないように家の中でも十分動き回れるように回遊性のある間取りにするのがおすすめ。
また犬や猫などは、歳を重ねるとトイレを失敗することも。
室内フリーで飼う場合は、ニオイや汚れ対策として消臭・抗菌効果のある壁材や床材を選ぶなどして、お手入れのしやすさにも目を向けましょう。
建てたあとに「こうすればよかった…」を防ぐチェックポイント
ペットにとって快適な家が完成したと思っていても、建てたあとに「こうすればよかった…」と思うこともあるかもしれません。
後悔のない家づくりをするには、やることリストやこだわりたいポイントを事前にピックアップすることが大切です。
また設計士や建築士のアドバイスを聞くことも、後悔を防ぐ方法のひとつ。
プロの声も取り入れれば、満足度の高い住まいになるでしょう。
注文住宅でペットと快適に暮らすために大切なこと

最後に、注文住宅でペットと快適に暮らすために大切なことをお伝えします。
3つのポイントを押さえて、家づくりに役立てましょう。
ペットの習性を理解した上で家づくりを考える
ペットは種類によって習性が異なります。
家づくりを考えるときは、習性に合わせてプランを練ることが大切です。
(例)
◉ 犬:走り回るのが大好き→庭にドッグランをつくる
◉ 猫:運動不足を解消したい→キャットウォークを設ける
◉ うさぎ:配線を噛んでしまうのが心配→コードが隠れるレイアウトを考える
家族構成やライフスタイルとのすり合わせ
ペットが暮らしやすいように家づくりを進めることも大切ですが、同じように家族にとっても暮らしやすい家にすることも忘れてはいけません。
子育て世帯でリビングにキッズスペースをつくりたいと考えている場合、ペットスペースとの割合やレイアウトなどに気を配る必要があります。
リモートワーク中心であれば、集中したいときに利用できる書斎をつくっておくなど、ライフスタイルに合わせて家づくりを進めることも意識しましょう。
設計士や工務店に相談すべきタイミングと伝え方
ペットと暮らす家を建てるなら、打ち合わせの初期段階で設計士や工務店に相談しましょう。
早期に相談することで、ペットとの快適な暮らしがカタチになりやすくなりますよ。
相談するときは、ペットの種類や数、日頃の過ごし方などを伝えるのがポイント。
飼育状況を細かく伝えることでペットの習慣がわかり、設計に反映しやすくなります。
まとめ

ペットと快適に暮らせる家を建てるには、間取りや素材、設備などにこだわることが大切です。
ペットの習性や人のライフスタイルなどにも考慮して家づくりを進める必要があるので、綿密に計画しましょう。
HOUSE CODEは、ご家族とペットにとって快適に暮らせる住まいをカタチにします。
ペットもおうち時間を楽しめる間取りや設備などをご提案いたしますので、ぜひご相談ください。
HOUSE CODEといっしょに、ペットがのびのびと暮らせる素敵な住まいをつくりましょう。