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注文住宅の屋根選びのポイントとは?構造や形による特徴をご紹介

2024.10.22
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注文住宅の屋根を選ぶとき、どのような形や素材にすればよいのか迷いますよね。

屋根にはいろいろな種類があって、形や素材で家の印象や機能性も大きく変わります。

家を建てるときに意外と大切な要素の一つなので、先のことまで考えながら決めていきましょう!

今回は注文住宅の屋根をどうしようか悩んでいる方に向けて、屋根選びのポイントを解説します。

注文住宅における屋根の役割と基本構造は?

 

注文住宅の屋根を選ぶ前に、まずは役割と基本構造について知っておきましょう。

 

屋根の役割

屋根の一番大切な役割は、大きな傘のように雨から家を守ることです。

木材が水で濡れて腐る、鉄がサビてしまうなど、建物のダメージを防ぎます。

また、日差しから住まいを守るのも、屋根の役割のひとつ。

屋根の断熱性を上げることで、冷房が効きやすく快適な住まいになります。

他にも家の外観的な印象や、室内の居心地のよさを決める役割も担っています。

 

屋根の基本構造

屋根の基本構造は、垂木・野地板・ルーフィング(防水紙)の上に屋根材が設置されています。

 

◎ 垂木……屋根に傾斜をつける木材

◎ 野地板……垂木の上に設置される板状の部材

◎ ルーフィング……屋根からの雨漏りを防ぐ建材

 

注文住宅の屋根選びで重視すべきポイントについて

 

屋根は一度設置すると、気軽に変えられるものではありません。

後悔しないためにも、選ぶときに重視すべきポイントについて押さえておきましょう。

 

一定以上の耐久性があるか

雨風や紫外線、飛来物から住まいを守るためには、耐久性の高い屋根を設置するのがよいでしょう。

傷みにくい屋根材なら、長く住まいを守ってくれます。

 

雨漏りにならない防水性があるか

雨から住まいを守るには、防水性の高い屋根を選ぶことも大切です。

雨水が浸入すると、躯体や室内にまで雨漏りして家の寿命を縮めるおそれがあります。

防水性はずっと続くわけではないので、お手入れの時期や方法も考えて選ぶのがポイントです。

 

室内環境で重要な遮熱・断熱性があるか

一年中快適に過ごすなら、遮熱・断熱性の高い屋根にするのがおすすめです。

外の熱が室内に伝わりにくくなるので、冷暖房の効きがよくなり、電気代節約にもつながります。

 

外部の音を遮断する防音性があるか

家の中にいると、通行人の話し声や車の音、雨音などが気になることもありますよね。

ペットや子どもなどは、音にびっくりして機嫌が悪くなったり集中できなくなったりするかもしれません。

防音性の高い屋根にすれば、ゆったりとした毎日を過ごせます。

 

火事に備えた耐火性があるか

自宅や近隣での火事を考えると、耐火性も注目したいポイント。

屋根に火がつくまでの時間が長いと、屋根が落下する危険が少なくなり、家族全員が避難しやすくなります。

 

地震に備えた耐震性があるか

屋根が重いと重心が高くなり、地震で家が大きく揺れてしまいます。

瓦屋根のような重い屋根よりも、金属屋根やスレート屋根のような軽量な屋根のほうが地震に強い家を作りやすいです。

 

予算とバランスの取れた価格かどうか

注文住宅にこだわりを詰め込むと、どんどん費用がふくらんで予算オーバーしてしまうことも。

屋根以外にも決めることはたくさんあるので、予算とのバランスを考えて屋根を選ぶことも必要です。

機能性やデザイン性だけでなく、価格にも目を向けて理想の屋根を見つけましょう。

 

注文住宅全体とのデザインが合っているか

屋根は外観の印象を決める要素の一つです。

家全体のバランスがよくないと不格好に見えてしまうことがあるので、統一感のある形状や素材、色を選ぶ必要があります。

3Dパースや模型などを活用しながら、住宅全体のデザインを決めましょう。

 

メンテナンス時期や費用がどれくらいなのか

常に雨風や紫外線にさらされている屋根は、劣化しやすい部位の一つです。

定期的にメンテナンスを実施しなければ、耐久性や防水性などは維持できません。

メンテナンスにも費用がかかるので、きちんと管理できる屋根を選ぶことも大切です。

屋根の形状や素材によってメンテナンスの時期や方法は異なるので、それらを含めて選びましょう。

 

注文住宅でよく用いられる屋根の形状について

 

実際に、注文住宅の屋根にはどのような形状が採用されているのでしょうか。

よく用いられている形状を以下にピックアップしたので、屋根選びの参考にしてみてください。

形状の種類 特徴
切妻屋根 ◎ 三角形のシンプルな屋根

◎ コストを抑えられる

寄棟屋根 ◎ 立体的な屋根

◎ 雨や雪が流れ落ちやすい

陸屋根 ◎ フラットな屋根でスタイリッシュな印象

◎ 屋上を使える

◎ 水や雪がたまりやすい

片流れ屋根 ◎ 屋根が斜めに傾いた洗練されたデザイン

◎ 雨や雪が一箇所に流れ落ちる

 

注文住宅でよく用いられる屋根の種類について

 

次に、注文住宅でよく用いられている屋根材の種類についても紹介します。

屋根材の種類 特徴
ガルバリウム鋼板 ◎ アルミニウムと亜鉛とシリコンを融合した鋼板

◎ 軽量で耐震性に優れている

◎ 同じ金属素材のトタンと比べると長持ちする

スレート ◎ セメントでつくられた薄い板

◎ 初期費用を抑えられる

◎ 衝撃を受けると割れやすい

◎ 粘土でつくられた屋根材

◎ 耐久性が高い

◎ 衝撃に強い

瓦(FRP ◎ 繊維強化プラスチックでできた瓦

◎ 強度が高く軽量で耐震性に優れている

◎ 防水性・防火性が高い

アスファルトシングル ◎ ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に天然石や色付けした石をコーティングした素材

◎ 防音性・防水性が高い

◎ 施工しやすい

 

最近、人気なのはガルバリウム鋼板の屋根!

軽量で地震に強い家がつくりやすく、金属ならではのシャープでスタイリッシュな印象になります。

耐用年数が長くてメンテナンスも楽なのも、人気の理由なのかもしれませんね。

 

まとめ

 

注文住宅の屋根はデザイン性だけではなく、耐久性や耐震性などの機能面にこだわることも大切です。

屋根は雨風から暮らしを守る以外にも、日差しや地震などから住まいを守る役割があります。

安心できる暮らしを送るためにも、こだわって屋根を選ぶようにしましょう。

しかしながら、注文住宅の屋根選びは意外と頭を悩ませるもの。

家族内でなかなか決まらないという場合は、ぜひHOUSE CODEでプロ目線のアドバイスを参考にしてみてくださいね。

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