注文住宅に防音室を導入するメリットや失敗を防ぐポイントについて解説
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音楽や映画鑑賞に没頭したい!周りの音を気にせず仕事に集中したい!
そんなときにおすすめなのが、自宅に防音室をつくること。
しかし、注文住宅で防音室をつくる場合は、後悔しないようにメリットやデメリットなどを理解しておかなければなりません。
そこで今回は、防音室の特徴や種類、失敗を防ぐためのポイントを詳しく解説します。
防音室で理想の空間づくりをしたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
注文住宅における防音室とは?
防音性や遮音性の高い部屋を防音室といいます。
楽器の練習や音楽を聞く場合は、近隣住民や家族を気にすることなく楽しみたいですよね。
防音室は本格的なものから簡易的なものまでさまざまあります。
導入を検討している方は、使い方やライフスタイルにあったものを選んでくださいね。
注文住宅における防音室の特徴や種類とは?
注文住宅の防音室は主に2つの種類があり、組立式とフルオーダー式に分かれます。
組立式防音室
まずは、市販の「組立式防音室」を室内に設置する方法です。
およそ1畳程度の小さなものもあるため、使える空間が少ない場合におすすめです。
工期もあまりかからず、6畳の広さであれば5日ほどで完成します。
フルオーダー式防音室
一室まるごと防音室にしたい時は、「フルオーダー式防音室」を選びます。
発生する音に合わせて床・壁・天井の防音性を高め、建具にも防音ドアを使う方法です。
組立式のように無駄なスペースができず、部屋の形状や内部空間など好きに設計できるのが魅力です。
注文住宅における防音室のメリット・デメリット
注文住宅で防音室を導入すると得られるメリットと、デメリットについてご紹介します。
防音室のメリット
最大のメリットは、騒音トラブルを気にせず趣味を楽しめることです。
音漏れを心配せず音楽や映画鑑賞を楽しめるほか、集中できるワークスペースや子どもの勉強部屋としても活用できます。
防音室のデメリット
広い防音室をつくると、そのぶん他の部屋や収納部分は狭くなってしまいます。
家全体の間取りを考えてから、本当に必要かどうかを検討しましょう。
また、高い防音性や遮音性が必要になるので、ある程度の費用はかかってしまいます。
趣味で設置した防音室は将来的に不要になる可能性も。
迷いがある場合は、取り壊し可能な組立式がおすすめです。
注文住宅に防音室をつくる時の費用相場
注文住宅で防音室をつくる際の費用は、およそ250〜460万円 。
どのような使い方をするかによって防音性は異なり、高い性能を求めればその分コストがかかるため費用に差がでます。
たとえば、ピアノやサックスを演奏する場合の費用目安は250〜360万円ほどですが、演奏するのがドラムになると350〜460万円ほど と高くなるんです。
広さや使用目的によって、費用相場は大きく変わるので注意しましょう。
注文住宅に防音室をつくる時に失敗を防ぐポイント
しっかりと防音ができていない、費用が高すぎたという失敗をしないように、注文住宅で防音室をつくる際のポイントを3つご紹介します。
防音室の具体的な用途を決める
防音室をつくるときに大切なのが、最初に具体的な使い方を決めておくこと!
用途によって、必要な防音性能が変わってくるからです。
例えば、家族や近隣住民に迷惑がかかりそうな夜や朝早い時間に使うなら、しっかりと防音しなければなりません。
同じ楽器演奏でも、ピアノを弾くのかドラムを叩くのかによっても、音の周波数が変わってきます。
防音扉の種類を決める
ドアは音漏れの原因になりやすい場所のひとつ。
高い防音性を求めるなら、スチール製の防音扉がおすすめです!
素材が重い分しっかりと音を遮断してくれるので、楽器演奏など大きな音を出す場所でよく使われます。
木製の防音扉もありますが、スチール製に比べると防音性は低め。
軽量かつ低価格で、インテリアにも馴染みやすいのがメリットです。
防音室専用の空調設備・換気設備を採用する
防音室のように密閉された空間では、しっかりと空調や換気設備を整えることが大事です。
気密性が非常に高いので、夏場は室温が上昇しやすかったり、練習に熱中するうちに部屋の酸素濃度が下がってしまったりするからです。
また、空調や換気設備の設置方法が不適切だと、防音性能が下がってしまうこともあるので、専門知識を持った業者に施工を依頼してくださいね。
まとめ
防音室は特殊な設備になるので、注文住宅でつくる際は目的や仕様をしっかりと考えることが大切です。
楽器の演奏や音楽鑑賞を楽しみたい方は、防音室の設置を検討してみてくださいね。
HOUSECODEでは「楽しい」からはじまる。「愛着」がふくらむ。をモットーに、お客様に最適なプランをご提案しています。
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