省エネ上位等級の創設で何が変わった?等級3以下はどうなる?
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こんにちは、ハウスコード設計の舩塚です。
桜のきれいな時期ですね。関西は4月中旬までが見ごろということで、ハウスコードのある堺市でも浜寺公園や大仙公園などのお花見スポットがにぎわっています。
さて今回お話するのは、最近話題になっている住まいの省エネ性能について!
2022年、住宅性能表示制度の省エネ性能に関する表示(断熱等性能等級·一時エネルギー消費量等級)に大改革がありました。このニュースが浸透し始めた、1月ごろから以前のブログで投稿した「省エネ基準適合住宅、ZEH住宅、長期優良住宅、低炭素住宅の違いや認定基準は?」へのアクセス数が一気に増えています。やはり、多くの方が注目しているんですね。
そこで、今回は大きく変わった断熱等性能等級と一時エネルギー消費量等級についてポイントをまとめてみました。
【断熱等性能等級と一時エネルギー消費量等級はこう変わった!】
まずは、こちらの表をご覧ください!
●新たな等級の新設で適合基準が段階的に変わる!
昨年2022年に断熱等性能等級5~7と、一時エネルギー消費量等級5がそれぞれ新設されました。
さらに2025年度以降の新築住宅には断熱等性能等級·一時エネルギー消費量等級ともに断熱等級4が省エネ基準適合住宅の最低基準として義務化される予定です。
また2030年度にはZEH基準(断熱等性能等級5··一時エネルギー消費量等級6)が義務化される予定です。
ハウスコードの標準仕様は…
ZEH基準の断熱等性能等級5·と一時エネルギー消費量等級6
つまり2030年度に義務化予定の基準にも適合する性能です。
●そもそも断熱等性能、一時エネルギー消費量って何?
住宅性能表示制度の省エネ性能に関する表示が変わったのは分かったけれど、そもそも断熱等性能、一時エネルギー消費量って何という方のために補足説明を!
断熱等性能等級は
UA値=外皮熱還流率(住宅全体からの熱損失量と天井、壁、床、窓などの外皮合計面積で割った値)と、nAC値=冷房期の平均日射熱取得率を基準にしています。
断熱等性能等級の各等級に求められるUA値、nAC値は気候条件に合わせた8つの地域区分によって異なり、大阪府下はほとんどのエリアが6地域です(一部エリアのみ5地域、7地域)
出典:国土交通省「住宅性能表示制度における省エネ性能に係る上位等級の創設」
出典:国土交通省「快適・安心なすまい なるほど省エネ住宅」
一時エネルギー消費量等級は
BEI(設計一次エネルギー消費量を基準一次エネルギー消費量で割った値)を基準にしています。一次エネルギー消費量とは住宅設備で1年間に消費されるエネルギーを熱量に換算した値のこと。設計一次エネルギー消費量は実際の住宅の一次エネルギー消費量、基準一次エネルギー消費量は基準となる一次エネルギー消費量です。
2025年度に義務化される予定の一時エネルギー消費量等級4はBEI1.0以下、ZEH基準の等級6はBEI0.8以下です。
ちょっと難しいテーマが続きますが…
次回は今回の投稿にも出てきたZEHについてお話します。
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