注文住宅にウッドデッキをつけたい!失敗しないコツと費用相場を解説
- 注文住宅ブログ
「庭とつながる開放的な空間がほしい」「家で過ごす時間をもっと楽しみたい」
そんな想いから、注文住宅でウッドデッキを検討する方が増えています。
家族や友人と食事をしたり、子どもやペットと遊んだりと、使い方はさまざま。
ただし、設計や素材選びを誤ると「思ったより使わなかった」「メンテナンスが大変だった」と後悔するケースもあります。
そこで今回は、注文住宅で後悔しないための「ウッドデッキの取り入れ方」について詳しくご紹介します。
メリットやデメリット、素材の選び方、費用相場まで解説しますので、ぜひ参考にしてください。
注文住宅にウッドデッキが人気の理由

近年、注文住宅ではウッドデッキを取り入れる方が増えています。
ここでは、その人気の理由を具体的に見ていきましょう。
庭とのつながりを楽しめる空間
ウッドデッキの一番の魅力は、室内と庭をつなぐ空間として活用できること。
リビングから段差なく外に出られるつくりにすれば、家の中と外がつながり、開放感のある住まいになります。
日差しや風を感じながら過ごす時間は、季節の移ろいを感じられる心地よいひとときです。
子どもやペットの遊び場になる
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、ウッドデッキが安心して遊べるスペースになります。
庭に直接出るよりも段差が少なく、目が届きやすい場所にあるため、安全性も高められます。
天気のいい日はプール遊び、寒い季節は日向ぼっこと、季節ごとに楽しめるのも魅力です。
アウトドアリビングとしての活用
ウッドデッキは「リビングの延長」として使える点でも人気です。
屋外用のテーブルやチェアを置けば、まるでカフェのような雰囲気になります。
朝のコーヒータイムや休日の読書など、家の中だけでは味わえないくつろぎ空間を楽しめますよ。
ウッドデッキを設置するメリット

ウッドデッキには、見た目の美しさだけでなく、暮らしを豊かにするメリットがたくさんあります。
どんなメリットがあるのか、一つずつ見てみましょう。
屋外での食事やリラックス空間を作れる
ウッドデッキがあれば、晴れた日に外でランチをしたり、家族や友人とバーベキューを楽しんだりできます。
キッチンやリビングからの動線を意識して設計すれば、料理の配膳もスムーズに。
ウッドデッキまわりに照明を設置すれば、ライトアップされた空間で静かなひとときを過ごせるでしょう。
住宅のデザイン性が高まる
木の質感を取り入れたウッドデッキは、外観デザインのアクセントにもなります。
ナチュラル、モダン、和風など、建物の雰囲気に合わせて素材やカラーを選ぶことで、住まい全体に統一感が生まれますよ。
外構と建物が調和した美しい佇まいは、注文住宅ならではの魅力です。
暮らしの幅が広がる
洗濯物を干したり、鉢植えを飾ったりと多目的に使えるのもメリットです。
「ただの屋外空間」ではなく、暮らしの一部として自然に溶け込む空間になります。
ウッドデッキのデメリット

魅力の多いウッドデッキですが、注意しておきたいデメリットも存在します。
設置前に知っておくべきポイントを確認していきましょう。
木材の劣化やメンテナンスの必要性
天然木のウッドデッキは、雨や紫外線の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
塗装や防腐処理を怠ると、色あせが生じたり腐食したりすることもあります。
耐久性や手入れのしやすさを重視する場合は、樹脂木(人工木)を選ぶのも選択肢の一つです。
設置コストと維持費がかかる
ウッドデッキは、広さや素材によって費用が大きく変わります。
天然木の場合は、樹脂木(人工木)よりも初期費用が抑えられる場合が多いですが、メンテナンス費用が発生することも考えておかなければなりません。
初期費用だけでなく、将来の維持コストも考慮して計画を立てましょう。
使わないとスペースが無駄になる
ウッドデッキを設けても、活用する機会が少ないと「掃除が大変」「物置代わりになってしまう」と感じることがあります。
せっかく設置するならフル活用したいですよね。
日常的に使うシーンを思い描きながら、生活動線や家族の過ごし方に合う広さ・位置を計画することが大切です。
失敗しないウッドデッキ設計と費用相場

理想のウッドデッキを実現するには、素材選びやサイズ、費用のバランスが欠かせません。
ここでは、失敗を防ぐための設計のコツや費用の目安を解説します。
素材選び(天然木・樹脂木)の違い
ウッドデッキの素材は大きく「天然木」と「樹脂木」の2種類です。
天然木はさらに「ソフトウッド」「ハードウッド」の2種類に分けられます。
| 素材の種類 | 特徴 |
| 天然木 | 本物の木の風合いが楽しめる。定期的な塗装が必要。
ソフトウッド: 柔らかくて加工がしやすい。価格が比較的安い。
ハードウッド: 硬く耐久性が高いので長持ちする。価格が高く施工の手間もかかる。 |
| 樹脂木 | 耐久性が高くメンテナンスが簡単。見た目も木目調で人気。 |
どちらも魅力的な素材ですが、「木の温もりや経年変化を楽しむか」「手間を減らして快適に使うか」を基準に選ぶと、後悔のない素材選びができます。
サイズ・配置の工夫
ウッドデッキの広さは、横幅約2.5×奥行約2m が一般的です。
しかし、暮らしに合わせてサイズや配置を工夫すると、より使いやすいスペースになります。
| 用途 | サイズの目安 |
| アウトドア(BBQ・庭キャンプ) | 横幅約4m×奥行3.5m |
| キッズスペース | 横幅約2.5m×奥行約2m |
| 洗濯物を干す | 横幅約3.5m×奥行き約1.5m 以上 |
またウッドデッキの向きや日当たりを意識することで、快適さはぐっと高まりますよ。
例えば掃き出し窓に沿わせて設置すると室内とのつながりがスムーズになり、庭全体の使い勝手が向上します。
南向きや東向きなど、日差しや風の通り道も考慮して計画すれば、長く快適に使えるでしょう。
設置費用とメンテナンス費用の目安
ウッドデッキの設置にかかる費用を、1平方メートルあたりの費用をまとめました。
| 材料費 | 設置費用 | |
| 天然木(ソフトウッド) | 15,000〜30,000円 | 25,000〜30,000円 |
| 天然木(ハードウッド) | 15,000〜30,000円 | 35,000円 |
| 樹脂木 | 10,000〜40,000円 | 20,000〜35,000円 |
なおメンテナンス費用は、1平方メートルあたり5,000円 が目安です。
まとめ

ウッドデッキは、家族との時間や趣味の時間を豊かにしてくれる特別な空間。
設計や素材をしっかり検討すれば、日々の暮らしを彩る心地よい屋外リビングを実現できます。
「庭をもっと活用したい」「リビングと一体化した空間を作りたい」
そんな方は、ぜひ設計段階でウッドデッキを検討してみてくださいね。
HOUSE CODEでは、ライフスタイルに合わせた最適なウッドデッキプランをご提案しています。
家族の時間をより楽しめる、開放感あふれる住まいづくりを私たちと一緒に叶えましょう。