ZEH、長期優良、低炭素、HEAT20等の断熱等性能等級を一覧で見てみよう! (2023年度版)
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こんにちは、ハウスコード設計士の舩塚です。
前回投稿の「ZEHの区分けが多すぎて分からない問題を解決!」をご覧いただけましたか?ZEH+や次世代ZEH+など、細分化してよく分からないZEHの区分けを整理してみようという内容でした。
今回はそんな「よく分からない問題」の第2弾です。
ZEH、長期優良住宅、低炭素住宅、HEAT20など、いろいろある住宅の認定基準。それぞれ高い省エネ性能が要件となっているものの、それぞれ基準がバラバラで、どの認定基準の省エネ性能がより高いのか、分かりづらい状況です。
省エネ性能に関わる補助金の利用を考えている方が、
「低炭素住宅って住宅性能評価の断熱等等級で言うとどの等級?」「うちは長期優良住宅だけど、ZEH以上の断熱性能が必要な補助金はもらえる?」等々、戸惑われることもしばしば。
そこでいろいろな住宅認定基準の省エネ性能を同じ「断熱等性能等級」という物差しで比べてみました。
●長期優良住宅、ZEH住宅、低炭素住宅
いずれも断熱等性能等級5以上、一次エネルギー消費量性能6以上の両方を満たしている必要があります。ハウスコードの標準性能もこのライン!
2030年度には断熱等性能等級5以上、一次エネルギー消費量性能6以上がすべての新築戸建て住宅に義務付けられる予定です。
※長期優良住宅と低炭素住宅について知りたい方は以前の投稿をご覧ください
●HEAT20 G1
HEAT20は断熱性能の基準で、G1~G3の3つのグレードに分かれています。
G1の断熱等性能等級はZEHや長期優良住宅と同じ等級5です。
●HEAT20 G2
断熱等性能等級断熱等級6以上が求められます。
●HEAT 20 G3
断熱等性能等級断熱等級7以上が求められます。
ご覧のように、長期優良住宅、ZEH住宅、低炭素住宅に求められる断熱等性能等級は同じ等級。またZEH+や次世代ZEH+に求められる断熱性能も断熱等性能等級5です。
最も高い断熱性能等級が求められるのはHEAT20のG3です。
2025年度には断熱等性能等級4以上、一次エネルギー消費量性能4以上が省エネ基準適合住宅の最低基準となります。
また政府は「住宅・建築物が誘導基準への適合率が8割を超えた時点で、2025年に適合義務化された省エネ基準を、ZEH基準の水準に引き上げる」と発表。遅くとも2030年までの実施を目標としています。
ハウスコードが標準仕様をZEH基準の断熱等性能等級5以上、一次エネルギー消費量性能6以上としているのは、未来の住まいのスタンダードを見据えた結果です!
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